よくない言葉集

よくない言葉を連ねます。日本語が不自由なので閲覧非推奨です。

雑記 12/26/2021

久しぶりの本当によくない言葉だけど, もしかしたら今後役に立つことがあるかもしれないのでメモ.

1週間の記録

12/19/2021

18日の夜からの配信ライブとそのアフタートークを楽しんだ直後, ショッキングなニュースが飛び込む. 言葉にし難い感情が頭を巡り続け, まともに眠れるはずもなく, 寝不足. 起きていても良いことが無いので, この日は寝て過ごした. 家族ともまともに会話できずに一日を終える.

12/20/2021

午前中は寝て過ごす. 午後は23日に使うスライドづくりの後バイト. 人と話す仕事だが, 案外まともに振る舞えたと思う. しかし, 1人になると不安に襲われ息苦しくなる. これは数日続いた.

12/21/2021

午前中は池袋へ向かい, 午後は大学で仕事. 某所で涙を流したことは反省しているが, 堪えるのも難しい. TA の仕事はバイトと同じく割といつも通りにこなせた.

12/22/2021

食欲が出ない. 研究室で目覚めてから家に帰るまで何も食べられず. 家でも無気力. 疲れたので早めに寝たが, また深夜に目覚める.

12/23/2021

朝から研究発表. 相変わらずまともな睡眠が取れないが, オンラインのお陰で直前まで寝られた.

件に関しての報道等の情報を取り入れないようにしていたにも関わらず, Twitter for iPhone の通知タブに届いた,「おすすめ」と書かれたツイートでとある報道をまとめた情報を目にしてしまう. 最も避けていた情報をわざわざ勧めてくるクソアプリが本当に嫌いになる. そもそもプッシュ通知を無効化しているのにどうして届くんだ…?

12/24/2021

年内でバイト退職のため, 最終出勤. 温かい手紙を頂き, 少し心が落ち着く.

12/25/2021

渋谷へ行き, その足で金沢八景へ. この日だからこそ, 1人海岸で心の中で叫ぶ.

寝不足や不安神経症が改善されつつあり, また周りの様子も今まで通りに戻りつつある中, そろそろ前を向こうと決心する.

良かった点

  • ときどき身体が言うことをきかなくなるほど落ち込んだが, それを俯瞰できる自分がいた.
  • 行動を見れば明らかだが, なんだかんだ元気ではあった.
  • 車両を運転しないので, 事故を起こす可能性はゼロ.
  • Twitter 等の情報源から離れるということはしなかったが, 一度吐き出してしまうと何が起こるかわからなかったので自分からツイート等をすることはできるだけ控えた.
    • TL 上には余計な情報が流れてこなかったところを見るに, どのアカウントも TL 構築は上手くいっているようだ.
  • 普段嫌なことがあったら酒に頼るが, 自分が壊れてしまうことを恐れて酒を飲まなかった.

改善点

  • 今回は時間に任せる解決法を取ったが, それは今時間にかなりの余裕がある生活をしているからこそできたことである.
  • もう少し上手に発散する方法を見つける必要がある. 特に1, 2日目は自室で塞ぎ込んでしまったため, 余計に悲しみや不安を感じることになった.
  • いつだったか定かではないが, よりにもよってこんなタイミングでヒゲダンの "アポトーシス" を聴いてしまったことで心が完全におしまいになった. ゆとりのあるときに味わうべき曲.

この先身近な人の死に触れた時には, 何を思うのだろう.

人生が終わる時, 幸せだったと思えますように

― 橘 美來*1

十の愛と


LAWSON presents TrySail Live Tour 2021 "Re Bon Voyage"*1に参加した.

巡り合わせが良く, ツアー全通に至ったファン歴3年の自称中堅オタクが, 10公演全体を思い返して綴ることにする. f:id:myidentification:20211129182023p:plain f:id:myidentification:20211129182028p:plain f:id:myidentification:20211129182034p:plain f:id:myidentification:20211129180053j:plain

セットリストについて

航海の始まり, 兵庫では, このライブで TrySail の音楽を全力で歌い切るという強い意志を感じ取った. アルバムを引っさげたライブにも関わらず, 過去の作品をまんべんなく取り入れ, 盛り上がりも落ち着きも今までで一番の色を見せた. DtC に続き, ソロコーナーも無く, MC が入るまで音楽が止まらない感覚も気持ちが良かった.

アンコールの2曲目は, 盛り上がりだけが意識されていたように感じてしまったが, 1曲目, 3曲目とのバランスを考えてのことなのだろう.

個人的事情により特筆すべきことは, "オリジナル。" とかいう異質で美しい曲を毎公演歌ってくれたことだ. DtC でメッセージを読んでもらえたにも関わらず歌われなかった*2ことがずっと心残りだった自分にとっては, 何よりも嬉しかったと言える. 兵庫 Day 1 で誰よりもオリジナル。に感謝した自信はある.

パフォーマンスについて

これは間違いなく過去最高だった. 久しぶりのライブだったということもあってか, 序盤は歌の不安定さが目立ったが, 公演を重ねるごとに良いと思えるポイントがどんどん増え, その表現に胸を打たれ涙を流すことも少なくなかった. 特に, 愛知 Day 2 の "モノラル", 福岡 Day 1 の "センパイ。", 福岡 Day 2 の "オリジナル。" には完全にやられた.

セットリストの序盤からブチ上げていく構成であるにも関わらず, その勢いに流されること無く "sewing dream" や "whiz" などをしっかり歌い上げる様は流石だった.

加えて, ステージを端から端へと使い倒し, 1人でも多くのファンと交流しようとする場面や, 3人の一体感を味わえるダンスも, ライブに対して真剣に向き合っているからこそのものを見せてくれた.

メンバーについて

個々人がそれぞれの場所で進化を遂げた TrySail がユニットとしてどのように進化したのか. 真っ先に思い浮かぶのは夏川椎菜さんの歌声だろう. 武者修行を乗り越え, 太い声が抜けて聞こえてくるようになったことで, ライブでのブレンドは今までにないものが味わえた. 幅が広がったことで, モノラルに顕著な, 低めの音域で落ち着いた声が心地よく響いた.

そして, それを受けてなのか, 雨宮天さんのパフォーマンスに余裕が見られるようになった. 元から突出した歌唱力の持ち主ではあったが, ユニット全体のレベルが上がったことで頑張りすぎないようになった風に見えた.

ライブ中に, 表には出せないようななんやかんやがあっても, 絶対に自分のパフォーマンスを崩さないプロ意識を持ってステージに立つ麻倉ももさんのそういうところが好きです. 福岡に帰ってくるまでは遊びも程々にしつつ, 最後の最後で全てをさらけ出してはしゃぐその向き合い方が大好きです. そうしたステージ上での精神は, パフォーマーとしての麻倉ももさんを好きになるのに十分な, 素晴らしいものでした.

むすびに

TrySail を応援するにあたって, どうやって向き合うのが自分にとって一番幸せなのか, たくさん悩んだ時期があった. それでも, 全通するという道を選んだことで, たくさんの愛を受け取り, たくさんの愛を伝え, 一番楽しい気持ちになれる場所であることを再確認できた. 確かに自分は麻倉ももさんが一番好きで, それがツアーの原動力ではあったのだが, TrySail というユニットが家族のような距離感で, 全員がお互いのことを, そしてファンのことを大切にしていることが伝わるからこそ生み出せる空間が楽しみなのだ.

余談だが, 20公演のときは, 12公演参加して, ライブ翌日は目が覚めた瞬間に涙をこぼした*3が, 今回はひたすら "楽しかった" と "ありがとう" の気持ちが心に残り, 爽やかな朝を迎えられた.

おそらく学生生活最後となるライブツアーへの参加が, 一番好きな声優ユニットのライブで本当に幸せだった. 改めて, 愛をありがとう. そして, とどまるところを知らないトップランナーが次に何を仕掛けてくるか, 期待に胸を膨らませることでこの記事を締める.

謝辞

愛知公演以外の8公演を共に回ってくれた大学同期の ainao 氏に感謝する.







蛇足

なぜか地方公演に行ったときに城を見るのが恒例となったので, 簡単に各地の思い出を綴る. 城が無くても書く.

  • 兵庫 姫路城 f:id:myidentification:20211129180157j:plain f:id:myidentification:20211129180200j:plain f:id:myidentification:20211129180204j:plain

後泊の日に朝早くからホテルを飛び出して姫路城へ. デカくて綺麗でカッコいい. 憧れる (?)

アルバムツアー初日の手探り感よりも, ライブの楽しさの方が勝り, 非常に満足のいくスタートを切れた.

TIF から回した日. 星見プロが Zepp DiverCity のステージに立つ姿を見届けてきた. リストバンドがきつく締まってしまい, これが俺のリボンバンドだ!という状態に. 誰のカラーだよ.

1階5列目上手側というなかなかの良席から眺める寸劇が印象深い. 大好きなバンザイの A メロ倉ップももさん近かったなぁ…

意味不明な天気雨に降られてキレていたが, お陰で大きな虹を見ることができた.

この日のライブは最前ほぼドセンとかいうぶっ壊れ座席を引いて, もう何もかも最高だった. △マークのレスをありがとうございました. 大好きです.

  • 東京 お台場 f:id:myidentification:20211129205223j:plain f:id:myidentification:20211129205226j:plain

死ぬほど暇だったので, りんかい線乗り放題きっぷを活用 (?) してお台場で昼寝. どっかの群が好きそうな場所. 自分は配信での参加だったけど.

東京ガーデンシアター初入場. 両日バルコニー席だったが, むしろその音響の良さを体感するのにはもってこい. あれだけ鳴らしても低音は響き高音は抜ける. 二度とここでやれ.

よりにもよって名古屋で単番と言われてもマジでやることが無い. 折角なので城に行ったが, 本丸御殿の見学にありえん行列ができていたので, 適当に散歩してすぐ大須へ向かった.

割と見やすい位置な上, 単番で両隣が空いたので, いつも以上にステージ全体を見渡してみたら, 正に三者三様, ほとんど推ししか見てなかった自分にとっては新鮮な発見が多かった.

目立ったものは天守閣だけだが, 中はミュージアムとして申し分ない展示量. かなり気合が入っている. 歴史的事実はここが一番興味が湧いた.

アンコールでの麻倉ももさんのファンサがあまりにもエグすぎて, 今度は千秋楽で最前を引けるように徳を積もうと思った.

人生を無駄にした男の FE 受験記

いつも以上に中身が無いが, 自戒のために書かなければならない.

昨日, 基本情報技術者試験を受験してきた. スコアレポートによる結果は, 午前86.25点, 午後100点. この結果を受けて, 今まで時間を無駄にしてきたのだなと痛感してしまった.

資格に対して, 受けたほうが良いと心のどこかで思いつつも, 休日にお金を払って試験を受けに行かなければならないというイメージが強く, 行動に移せないまま学部入学から5年半が経った.

6月に就活で人事面接を受けたとき, IT 系の資格は何か持ってないのかと聞かれ何も答えられなかった. 役員面接を受けたときは, 「大学でその成績なら応用情報持っててもおかしくないよ」とさえ言われた. それでもやる気にならなかった.

そんなカスが急に受験を決めた動機は, 2週間前のある日, ふとしたきっかけで何かしら頑張って勉強してみたくなったからというしょうもないものだった. 受験はやるべきことだった故に本当にしょうもない.

それから毎日4~6時間過去問と戦う日々が続くも, 問題を1周してみて気付いたことがあった.

これは今やることじゃない.

優秀な友人たちが B2 で合格した資格を自分だけが今更受けたこと,
半分は簡単に満点を取れてしまうものに M2 の2週間を費やすべきでなかったこと,
ついでに AP の受験料が値上がりしてしまったこと.
全てが重くのしかかった.
就活も真面目にやらなかったような人間なので今更っちゃ今更だけど, 本当にただ人生の夏休みを過ごして終わったような気さえしてきた.

でもいつかはやらなきゃいけないことを頑張ったのでえらい.

6/25/2021

すげぇいい日だった (小並感)

麻倉ももさんのお誕生日

大好きな麻倉ももさんの27歳のお誕生日. 僕だけじゃなく, 色んな人が推しのいいところを愛しているんだなあと思った. 僕は今回, 約2年ぶりにお手紙を書いて, 事務所宛に送った. 昨年丸々クソみたいな生活をしてしまった分, 今年はちゃんと行動したいと思ったからだ.

mocho-recommend のリリース

そんな日を記念して, なにかしてみたいと思った結果, ふと思いついたものをそのまま形にしてみたのが, mocho-recommendだ. 機械学習とか人工知能とか, その手のものの勉強を避けてきたので, 正直かなーりショボいものしか作れなかったが, それなりに忙しい中ではちゃんと作れたと思う. 自分のサービスが全く知らない人の目に止まったことを実感できて, ハチャメチャに嬉しかった.

後輩に認められた

昨年度の TA 業務にあたって, オンラインでの実習の実施を円滑に行う為にシステムを開発したことは 以前の記事*1で触れた通り. 今日は, このシステムがきっかけで弊研に興味を持ってくれた学生がゼミ配属の面談に来てくれた. この学生はとても優秀なので, もっと自分のやりたいことに合った研究室に行くことになったが, あのシステムを使ってくれた人の声を聞くことができてやはり嬉しかった. mocho-recommend のリリースも, これの開発を成し遂げたことが自信となって行えたので, 院生時代も自分なりに有意義な過ごし方ができたと思う.

就の活が進んだ

クソザコな上にろくにやってないので現時点で NNT なのだが, 今日は推薦応募者としての面談の実施日だった. ツールの不手際で迷惑をかけてしまったが, 自分が社会人としてやりたいことを再確認できた. 月曜には出社しての面接なので, 頑張っていきたい.

フラフラめっちゃ楽しかった

そして, DIALOGUE+ の定期公演 "フラフラ" の公開ゲネプロに参加することになっていた. 開演前や終演後に, 最近知り合ったログっ子*2の方々とお話できたり, 公演では推しメンがセンターボーカルを務める曲 "I my me Mind" や, 歌詞があまりに刺さる "花咲く僕らのアンサーを" などが披露されたりと, ありえん満足度を記録したライブだった.

"ピンキーフック" の JK 写公開 & 先行配信決定

シンプルだけどかわいい. おしゃれ. 好き. 先行配信で歌詞が判明するなら mocho-recommend のアプデもしなければ. するっけ?よく覚えてない. 別に DB 更新するだけだから大した作業じゃないけど.

TrySail 新曲 "Lapis" 発表

アニメの ED 曲としては "azure" ぶりだろうか. これまでのマギレコ曲の流れを断ち切ったこの一曲が, どのような世界を彩るのか楽しみで仕方がない. ゲーム数分で挫折したけど.

何か1つのとんでもなくすごいことがあったというわけでもないが, なぜだか色んな事が重なって個人的には記憶に残って欲しい日だった.

Imagination Colors に寄せて

上田麗奈 1st LIVE Imagination Colors に参加した.

上田麗奈 | Lantis web site

上田麗奈さんの「表現」にひたすら圧倒され続けた, のひとことでは済まされない, 壮大な世界を目の当たりにした.

アーティストとしての上田麗奈さんの存在を知ったのは, "Empathy" の発売日. 豪華な作家陣と麗奈さんの感情表現が織りなす春の世界を知り, 次第に興味を持つようになった. 今回は, 自分語りは一旦置き, あえて配信のアーカイブを未視聴の状態で, 思ったことを書き殴る.

「自己表現」の側面が強い楽曲たちについて

自身の経験から創造された景色を, 絵を描くように表現する. 幸せな気持ち, 感謝の気持ち, 辛く, 苦しい気持ち. 役者として活動する中で幾度も自己を見つめてきたことで, 自分自身が一つの芸術へと昇華したもの. これまでは, 楽曲を耳にすることでそうしたものを勝手に想像することしかできなかった.
今回のライブが開催されたことで, この楽曲たちに色が付き, 表情が付き, 動きが付いた. CD を聴いたり, 曲についての話を聴いたりしたときの何十倍も深い感情を受け取った. ライブなのに, 演技を見ているようで, そこに語られるのは道半ばの人生の物語. 特に, "ティーカップ" で, 最初は可愛らしく回って楽しげな表情を見せていたと思えば, 次第に感情が揺らぎ, 苦悩の表情へと堕ちていく様は圧巻だった.

セットリストについて

夢という言葉が表すのは, 抱く理想か, 再構築された記憶か. そんなことを考えてしまうような, 夢の物語. 眠りに落ち, おとぎ話のような優しい世界へと連れられる. "花の雨" や "たより" といった, 心の温まる曲がこの位置に来ることに不安を覚えると, "Falling" で一気に空気が変わり, ありとあらゆる苦しみを味わうことになる. 最も露骨な苦悶を見せる "いつか、また。" が来るまで, ずっと胸が締め付けられていた. そしてそれは, "アイオライト" で世界が明るく色づくことに対して, 他の声優アーティストのライブではまず味わうことのない安心感を覚えるほどだ. そこからは, 明るく可愛い麗奈さんをきちんと受け止めることができた. "あなたの好きなメロディ" を歌いきったときには, ここまで描かれた世界が美しく纏められ, 目覚めるのに十分な夢を見た感覚でいた.
確かに, 残された3曲 "リテラチュア", "Campanula", "Walk on your side" は明らかに方向性が異なる. 曲に「あなた」を見据えてありがとうを伝え, 新しい世界を探す. 「過去」があっての「今」と「この先」という強いメッセージを受け取った. ラジオであれだけいやだいやだと言い続けてきても, 1st ライブを成功させるために大変な練習を乗り越えて, 今日のステージを笑顔で終えた. それだけ頑張ってきたというのに, Walk on your side で「どうしたって過ぎてく 毎日をがんばりたい」と力強く宣言したあの姿は一生忘れられない.



自分の弱い面を受け入れ, 正直に伝える. 完璧ではないからこそ, チームで一つのものを作り上げていく. 様々な過去を乗り越えて, 今がある. ひたすら感情を揺さぶられ, 興奮さめやらぬところではあるが, 生きるのが上手ではない自分にとって, 大切なことを教わったライブだった.






以下, 蛇足.

アーティストとしての存在を知ったのは Empathy のタイミングだが, 麗奈さん自身に興味を持ったのもまたそのタイミングだった. しかし, あまりにもスロースタートだったもので, "ひみつばこ" の初回はギリギリ興味を示さず, 第2回からのリスナーである. 度々話に出る, 初回に泣いた話を知らないという, 今からすれば特大のプレミ. もちろん, 優しい声が好みであったこともあるが, ゆっくりと丁寧に紡ぐ言葉や, あらゆる物事を考えながら日々を過ごす姿勢, リスナーを大事に思う気持ちがとても温かかった. 一方, 曲を聴けば聴くほど, 作家陣の名前だけに留まらない曲の魅力を知ることになる. しかし, 当時は他のことで精一杯で, ライブに行こうとは思わなかった. それからというもの, 事態は二転三転とし, 自分自身の生活も大きく変わっていく中で, 麗奈さんの存在もまた大きくなっていた.
ライブの開催が見送られ, 振替公演が決まったときには, 今度は麗奈さんの音楽を受け止めに足を運ぼうと思った. 次は自分も居場所があるだろうと思っていた. そんな期待も, 動員を50%に縮小されたことでへし折られたが, 配信という形で届けてくれると知らされたときには手を上げて喜んだ. 元々行かないという選択を取った自分にはありがたすぎることだ. いつの間にか本当に好きな音楽の一つとなっていたことから, 少しでも良い環境で楽しみたいと思い, 2万円台のヘッドホンを購入するなどしていた. そんなことをしていたら, 直前になっていつもお世話になっている方からチケットを譲っていただけることに. 今回は誰かの犠牲の上での参加となってしまったが, 上田麗奈さんという素敵な方に出会えて, その姿を自分の目で直接見て, その歌を自分の耳で直接聴いて, 改めて自分の世界は変わったと思った.

現在地

LAWSON presents TrySail Live 2021 “Double the Cape”*1 に参加した.

ameblo.jp

ワンマンライブとしては1年半ぶりの開催であったこのライブ当日を, 期待だけではなく不安も抱いて迎えることになった. 大好きな人に久しぶりに会える楽しみに勝るものはなくとも, 日常を取り巻く状況が一変してからここまでの状況を改めて振り返ると, 本当に自分自身が満足するものを得られるだろうか?と思わずにはいられなかった.

結果から言えば, 過去最高に満足したライブとなった.

冒頭の朗読劇は, First Live "Sail Out!!!" での劇に繋がる内容であったが, 初めて参加したワンマンライブ "Travels of TrySail" 福岡公演にも朗読劇があったことを思い出しながら聴いていた. 5年前の過去は知らないし, 5年後の未来は当然知らないけど, 流れる時間の中でどんな気持ちを持って頑張っていくべきか, などと考えていた. Exactly.

朗読劇が終わると, "Sail Out", "BraveSail", "Baby My Step" (1日目), "WANTED GIRL" (2日目) と続き, 久しぶりに浴びる生歌でいきなり Tier 1 曲を回収しまくって脳がバグった. やっぱり Sail Out は自分に限らず様々な人の心に刺さる曲だし, TrySail に一番歌い続けて欲しい曲は BraveSail なんだよな… TrySail が好きで BraveSail が好きで TrySail が好き, みたいなところがあるので, やはりこの曲の落ちサビでは別格の感情を抱く. 流石に序盤なので号泣オタクにはならなかった*2.

今回のライブで特筆すべきは, なんといっても1日目の楽曲メッセージ読み上げで, "オリジナル。" に対するメッセージが読まれたこと. あまりに想定外で動揺してしまい, 肝心な部分の記憶が半分くらいしか無い. 当時の気持ちと今も応援し続けているということをただ伝えたくて投稿したので, メモを残そうだなんて1ミリも思い浮かばなかったが, アニサマ2017で初めて TrySail に出会い, いい曲と魅力的なパフォーマンスに引き込まれて追いかけようと思った. みたいなことを書いた気がする. 本人より覚えてる方募集中. そんなこと抜きにもオリジナル。はいい曲. なぜかセトリに無くて?????となったけど.
この出来事により, 今回のライブが, TrySail が5年間の集大成をぶつけてくるイベントというだけでなく, 自身がこのユニットを応援したいと思った初心を改めて思い出すイベントにもなった. アニサマ2017も今回のライブも, 同じ友人*3と共に参加したので, とりあえずめちゃくちゃ感謝しまくった. その流れでしっとりと聴く "あかね色" で涙をこらえきれなかった.

"うつろい" 初披露で, 女性声優ユニットが歌うダークでバチバチな曲の良さみを味わってしまった. スクリーンのモノクロ演出が雰囲気を作りまくっているし, 今までとは毛色の違う, 暴れるような激しい振り付けに心を奪われた. 繊細さが特徴の "ごまかし" との対比が面白い. "マギアレコード" の曲だからこそ歌えた一曲. 渡辺翔さんに圧倒的感謝.

"adrenaline!!!" はいつも以上にステージで遊んでいるように思えた. 披露回数も回収回数も多いだけあって, この曲にも思い出はたくさんある. それこそ初めて聴いたアニサマ2017, B メロまで煽られるようになって休む間の無くなった Travels, ステージ上で麻倉ももさんがコケてしまったリスアニ2019, 観覧に参加してオタクのめっちゃ楽しそうな顔が地上波デビューした超次元音楽祭, などなど. ジャンプもできないし声も出せない adrenaline!!! は初めてだったが, その分ステージを見る余裕があり, ちょっとやんちゃな姿を目と耳でしっかり捕えることができた.

2020年最強曲であるところの "Free Turn" が一旦の締めとして歌われたことによって, この曲がようやくその真価, いやそれ以上のものを発揮してきたと思った. 決意に満ちた表情が思い浮かぶ構成や力強いサウンドがメジャーコードに載せられ, これまでの曲に多かった「楽しい」とは異なる高揚感を煽る. そして, 曲だけでなく, 離別を意識しながらも「ただいま」や「おかえり」に着地する歌詞が, 今回のライブを開催するまでや, はたまたこれから作るであろう居場所を思わせてくる. そんなスパイスが, リリースされた当初には想像もできなかったほどの感情を呼び寄せた.

アンコールでは, 過去のライブ映像を連発するニクい演出こそあったものの, 案外いつも通りの進行であったことも逆に印象に残った. 代々木競技場第一体育館の半分を埋めるファンと顔を合わせることができたお三方の, 楽しかった気持ちに溢れた笑顔や言葉が何より尊かった.

今回のライブは, アルバムが主軸とならないライブとしても久しぶりのものであった. 特に1日目は, どんな曲が来るか, どんな構成で来るかとワクワクが止まらなかった. 「アルバムを出すからライブをやろう」というのは一つの動機としてありうるが, アルバムが出る時期にしかライブが開催されないというのもなんだかつまらないので, 周年やらアルバムやらに囚われないライブが開催されたら嬉しい. できれば今年中でよろしく頼む.

なんだかんだで3年半前からその存在を意識して, 真剣に応援するようになってからも2年経っている. 開催直前に運営方針についての不満をぶちまけたりもしていたけれど, 本当に TrySail のライブが好きだし, TrySail のお三方が好きなんだという気持ちに自信を持てた. お三方がファンたちのことをずっと考え続けてくれて, 同じ空間で顔を合わせて, 時間を共有して, そうして生まれたこの気持ちは, 画面越しでは絶対に味わうことができない. それら全てを含めてのライブなのだと再認識した.

ここ1年間も, それより前も, 色々なものを経験してきた上ではっきりと言える.

楽しくて, 面白くて, 優しく尊い気持ちになれるこの場所こそが現在地なのだと.

これからもよろしくお願いします.

お気持ち

思い出したかのように普通の記事を出したのは, これを出すため.

他人の悪い側面ばかりを意識してしまう人は少なくないはずだ. そして自分もそうである. ここでは, 特定の方々に対する悪口をしっかり連ねるので, ブラウザバック推奨.





























とある声優事務所の運営・マネジメント方針には, はっきり言って呆れている. 順に並べていこう.

声優としての活動は?

声優という立場は本来裏方であるため, わざわざ表舞台に出さずに得た仕事に取り組むだけ, というのであれば文句はない. では, 昨今の事情はどうか. 声優という "職業" として扱われ, 表舞台に出る人は他の芸能人と同等か, あるいはそれ以上の待遇を受けているようだ. 例えば, SNS の運用方針をきちんと定めるだとか, 小さなイベントでもメイク担当などが必ずつけられるだとか, それなりの立場にあるらしい. そして, その声優を支持するファンが付くと, ファンはその方自身だけでなく, 声優としての仕事内容に興味を持ち, "声" の発信を待つ.

そのような世界に踏み込み, 肩を並べているというのに, ラジオや動画番組などの表舞台に出るときか, アニメのメイン役に抜擢されたときくらいしか仕事の報告が無い. 本当に無いので, 新規の仕事を得ているのかも正直知らない. 自分から情報を探しに行く努力をしていないので, 所詮その程度と思われるかもしれない. だが, この戦国時代においてどちらが不自然だろうか. 知らせてくるもの以外の仕事に対してはどう考えているのだろうか. 気になる.

発信力を活かせ

先の内容で言うところの, その方自身への興味について.

  • ラジオ
    ユニットでの番組は今やふつおた以外にコーナーは1つだけ. ソロでのラジオ番組は平均して3週に1回. 正直, これだけでも足りないと思う. もちろん, ユニットへの興味はあり, 3人の関係性が垣間見えるトークは好きだ. ソロ番組も, 当番回を聴いた後が一番幸せな気持ちになる. しかし, そこで得られる情報量は, 3人に与えられた時間の3分の1である事実から目を背けてはいけない. 蛇足だが, 某コンテンツのラジオのパーソナリティも務めているものの, こちらも3人でのラジオであるので, 共通するものがあると言えるかもしれない.

  • ブログ
    古くから存在するが, 最近はほぼイベント後にしか更新されない. 本格的に応援するようになった2019年以降, ライブやリリースに関連した露出の内容を除いた記事の数は…簡単に数えられるだけに, そんなものは知りたくもない.

  • LINE
    最近はほぼイベント直前にしか更新されない. ブログの内容と比べると, 今の本人は気軽に更新しているつもりなのだろう.

  • Instagram
    ステイホームが続いた中開設され, 期間限定で投稿が続けられた. その期間をやりきったのでおしまいです. へぇ.

  • YouTube
    アーティスト活動の発信の場としてチャンネルが開設された. その活動がなければ動くことは無さそうだけれど, 活動はまだまだ続くので, 今もラジオの告知時間にその存在だけが読み上げられる.

ラジオ以外の3つについては明らかなことがある. あの方はそもそも, 我々と比べればインターネット文化にほぼ触れないに等しい. それなら, インターネットで発信することがどれだけ求められているかを自覚しなくても無理はない. 分かりきったことであり, だからこそな一面があるのだとも言えるので, こんなことで彼女を責めるつもりなど一切ない.

問題はマネジメントである. 他の2人を見ていても, その辺りの扱いを本人に任せていることは容易にわかる. そこに殆ど発信しませんという選択肢があるのも, 少しは納得できる. 本当にできるか. 求められているものを生み出せない人を放置しているのが現状だ. これでは意味合いが異なる.

自分自身にも多少なりとも幻滅したが, あまりに暇なので, 最近は新人声優にもほんの少し目を向けるようになった. 後輩たちは "自分を発信する場として" Twitter や動画番組を得た. チョロいのでまんまと釣られた.

先日見た, とある新人声優ユニットのライブで, "この状況の中で, 発信することの大切さを学びました" という旨の発言があった. 声優としても駆け出しで, 知名度もそれほど高くない彼女たちなりの努力を知った.

大きなコンテンツへの参加もあって, 彼女には多少知名度があるのがなおたちが悪いと思った.

イベントへの考え方

彼女だけでなく, ごく限られた空間の中で時間を共有するのが好きなようである. 何もかも全員に向けて話す必要は無いのだから, そういった考えがあることは一つのやり方として成り立っているだろう.

しかし, 現地に向かって顔を見ること機会もほぼ無く, その他の場でも顔を見せてくれない状況に置かれた中, オンラインで実施するリリースイベントも当選しなけりゃどこで顔を見ればよいのだろうか.

これに関しては, YouTube Live の放送があったおかげで, 機会が皆無だったというわけではないし, リリイベもこれまでと同様の方針に従ってそう実施した, ということで納得出来ているので, 深くは言及しない. でも, ここまでの内容を順に考慮すれば, やっぱり遅れていると思う.

まとめ

状況が状況だけに, インターネットの力無しでは生きられなくなったのだが, それを周りよりも明らかに活用できていない運営方針に未来はあるのだろうか. 我々は届かない声を上げてひたすらに待っていさえすればよいのか. 僅かではない不信感を抱きつつ, 大好きな人を応援するのは辛い.

ただし, スタッフの体制が変わった事情や, 活動や情勢の上で積み重なってしまった処理に追われているであることも無視できない. お金が必要なら, 気持ちの良い形で払わせてくれれば良い. そのための対価を用意できるのであれば.