よくない言葉集

よくない言葉を連ねます。日本語が不自由なので閲覧非推奨です。

十の愛と


LAWSON presents TrySail Live Tour 2021 "Re Bon Voyage"*1に参加した.

巡り合わせが良く, ツアー全通に至ったファン歴3年の自称中堅オタクが, 10公演全体を思い返して綴ることにする. f:id:myidentification:20211129182023p:plain f:id:myidentification:20211129182028p:plain f:id:myidentification:20211129182034p:plain f:id:myidentification:20211129180053j:plain

セットリストについて

航海の始まり, 兵庫では, このライブで TrySail の音楽を全力で歌い切るという強い意志を感じ取った. アルバムを引っさげたライブにも関わらず, 過去の作品をまんべんなく取り入れ, 盛り上がりも落ち着きも今までで一番の色を見せた. DtC に続き, ソロコーナーも無く, MC が入るまで音楽が止まらない感覚も気持ちが良かった.

アンコールの2曲目は, 盛り上がりだけが意識されていたように感じてしまったが, 1曲目, 3曲目とのバランスを考えてのことなのだろう.

個人的事情により特筆すべきことは, "オリジナル。" とかいう異質で美しい曲を毎公演歌ってくれたことだ. DtC でメッセージを読んでもらえたにも関わらず歌われなかった*2ことがずっと心残りだった自分にとっては, 何よりも嬉しかったと言える. 兵庫 Day 1 で誰よりもオリジナル。に感謝した自信はある.

パフォーマンスについて

これは間違いなく過去最高だった. 久しぶりのライブだったということもあってか, 序盤は歌の不安定さが目立ったが, 公演を重ねるごとに良いと思えるポイントがどんどん増え, その表現に胸を打たれ涙を流すことも少なくなかった. 特に, 愛知 Day 2 の "モノラル", 福岡 Day 1 の "センパイ。", 福岡 Day 2 の "オリジナル。" には完全にやられた.

セットリストの序盤からブチ上げていく構成であるにも関わらず, その勢いに流されること無く "sewing dream" や "whiz" などをしっかり歌い上げる様は流石だった.

加えて, ステージを端から端へと使い倒し, 1人でも多くのファンと交流しようとする場面や, 3人の一体感を味わえるダンスも, ライブに対して真剣に向き合っているからこそのものを見せてくれた.

メンバーについて

個々人がそれぞれの場所で進化を遂げた TrySail がユニットとしてどのように進化したのか. 真っ先に思い浮かぶのは夏川椎菜さんの歌声だろう. 武者修行を乗り越え, 太い声が抜けて聞こえてくるようになったことで, ライブでのブレンドは今までにないものが味わえた. 幅が広がったことで, モノラルに顕著な, 低めの音域で落ち着いた声が心地よく響いた.

そして, それを受けてなのか, 雨宮天さんのパフォーマンスに余裕が見られるようになった. 元から突出した歌唱力の持ち主ではあったが, ユニット全体のレベルが上がったことで頑張りすぎないようになった風に見えた.

ライブ中に, 表には出せないようななんやかんやがあっても, 絶対に自分のパフォーマンスを崩さないプロ意識を持ってステージに立つ麻倉ももさんのそういうところが好きです. 福岡に帰ってくるまでは遊びも程々にしつつ, 最後の最後で全てをさらけ出してはしゃぐその向き合い方が大好きです. そうしたステージ上での精神は, パフォーマーとしての麻倉ももさんを好きになるのに十分な, 素晴らしいものでした.

むすびに

TrySail を応援するにあたって, どうやって向き合うのが自分にとって一番幸せなのか, たくさん悩んだ時期があった. それでも, 全通するという道を選んだことで, たくさんの愛を受け取り, たくさんの愛を伝え, 一番楽しい気持ちになれる場所であることを再確認できた. 確かに自分は麻倉ももさんが一番好きで, それがツアーの原動力ではあったのだが, TrySail というユニットが家族のような距離感で, 全員がお互いのことを, そしてファンのことを大切にしていることが伝わるからこそ生み出せる空間が楽しみなのだ.

余談だが, 20公演のときは, 12公演参加して, ライブ翌日は目が覚めた瞬間に涙をこぼした*3が, 今回はひたすら "楽しかった" と "ありがとう" の気持ちが心に残り, 爽やかな朝を迎えられた.

おそらく学生生活最後となるライブツアーへの参加が, 一番好きな声優ユニットのライブで本当に幸せだった. 改めて, 愛をありがとう. そして, とどまるところを知らないトップランナーが次に何を仕掛けてくるか, 期待に胸を膨らませることでこの記事を締める.

謝辞

愛知公演以外の8公演を共に回ってくれた大学同期の ainao 氏に感謝する.







蛇足

なぜか地方公演に行ったときに城を見るのが恒例となったので, 簡単に各地の思い出を綴る. 城が無くても書く.

  • 兵庫 姫路城 f:id:myidentification:20211129180157j:plain f:id:myidentification:20211129180200j:plain f:id:myidentification:20211129180204j:plain

後泊の日に朝早くからホテルを飛び出して姫路城へ. デカくて綺麗でカッコいい. 憧れる (?)

アルバムツアー初日の手探り感よりも, ライブの楽しさの方が勝り, 非常に満足のいくスタートを切れた.

TIF から回した日. 星見プロが Zepp DiverCity のステージに立つ姿を見届けてきた. リストバンドがきつく締まってしまい, これが俺のリボンバンドだ!という状態に. 誰のカラーだよ.

1階5列目上手側というなかなかの良席から眺める寸劇が印象深い. 大好きなバンザイの A メロ倉ップももさん近かったなぁ…

意味不明な天気雨に降られてキレていたが, お陰で大きな虹を見ることができた.

この日のライブは最前ほぼドセンとかいうぶっ壊れ座席を引いて, もう何もかも最高だった. △マークのレスをありがとうございました. 大好きです.

  • 東京 お台場 f:id:myidentification:20211129205223j:plain f:id:myidentification:20211129205226j:plain

死ぬほど暇だったので, りんかい線乗り放題きっぷを活用 (?) してお台場で昼寝. どっかの群が好きそうな場所. 自分は配信での参加だったけど.

東京ガーデンシアター初入場. 両日バルコニー席だったが, むしろその音響の良さを体感するのにはもってこい. あれだけ鳴らしても低音は響き高音は抜ける. 二度とここでやれ.

よりにもよって名古屋で単番と言われてもマジでやることが無い. 折角なので城に行ったが, 本丸御殿の見学にありえん行列ができていたので, 適当に散歩してすぐ大須へ向かった.

割と見やすい位置な上, 単番で両隣が空いたので, いつも以上にステージ全体を見渡してみたら, 正に三者三様, ほとんど推ししか見てなかった自分にとっては新鮮な発見が多かった.

目立ったものは天守閣だけだが, 中はミュージアムとして申し分ない展示量. かなり気合が入っている. 歴史的事実はここが一番興味が湧いた.

アンコールでの麻倉ももさんのファンサがあまりにもエグすぎて, 今度は千秋楽で最前を引けるように徳を積もうと思った.