個人的楽曲10選 (リリース日順)
レギュレーション: 特に考えてない.
プレイリスト
1. ラウドヘイラー / 内田真礼
年明けからやりすぎているラウドアニソン.
内田真礼久しぶりのロックナンバーでここまで硬質的なサウンドになるとは, というところもあり, 驚きの一曲.
演奏陣 (Gt.: eba, Ba.: 櫻井陸来, Dr.:ゆーまお (ヒトリエ)) も合わせてイツメンのようだけど eba, 櫻井陸来が並ぶのってもしかしてこれまで無い?
2. チョコラブキッス / TRINITYAiLE
作詞: やしきん
作曲: 岸田勇気
編曲: 岸田勇気
IDOLY PRIDE にとっての岸田勇気といえば, アニメの劇伴やサヨナラから始まる物語の共編曲といった, コンテンツ初期を支えてくれた重要人物.
いつか作曲でも携わってほしいと言い続けていたら, 突然こんなにカワイイ曲が現れた.
あまあまな言い回しで乙女心をかたどる歌詞も光る.
3. キニナル! / kimikara(きみから)
作詞: 利根川貴之
作曲: 中島靖雄
編曲: 中島靖雄 & Wicky.Recordings
なんと, 選ばれたのはこの曲.
デビューしたてのアイドルでも比較的崩れにくい (本当に?), 広くない音域の中でもここまでキャッチーなサビメロが作れるとは, と度肝を抜かれた.
C メロモチーフの間奏からの下降クリシェと意外な着地点, そこからのラスサビ転調がかなりアツく衝撃を受けたため, ほとんど知らないのに入選. ああ靖雄.
4. Distorted / MAKE MY DAY
作詞: Julian, Daniel
作曲: Julian
今年出会ったメタルコアバンドから一曲.
3分間で Drop F のデケえ音もエレクトロニックなサウンドも詰め込んで怒涛の展開で駆け抜け, 歪んだ世界を叫ぶ.
変幻自在なサウンドがお気に入り.
5. 天使は何処へ / ≠ME
作詞: 指原莉乃
作曲: Kijibato
編曲: Kijibato
アイドルシーンにおける王道の曲構成を全く崩さないまま, ゴリゴリの EDM であることを全面に押し出すデカいドロップやビルドアップが印象的. ピアノやらピコピコやらによる懐かしめの音作りをあえて取り入れながらも ≠ME の新しい側面を引き出した一曲. すごい.
6. Dear / NEO JAPONISM
作詞: Saya, Saki Kato
作曲: Saya, syosyosyosyosyo, 佐藤カズキ
編曲: A-spells
前体制からの曲『トゥ・ザ・フューチャー』, 過去も未来も大切にしていく覚悟をモチーフを引用しながら宣言する『sky』, そして大切な存在への愛を歌うこの曲.
「最後の魔法」とはなんだろうか. これら3曲を聴きながらそんなことを考えてみるのもたまには良いかもしれない.
7. Seventh Heaven / 七海うらら
作詞: 田淵智也 (UNISON SQUARE GARDEN)
作曲: 田淵智也 (UNISON SQUARE GARDEN)
編曲: 岸田勇気
田淵智也 × 岸田勇気という激強タッグの2作目が出るらしいと聞いてから一生ワクワクし続けた.
跳躍がエグいわ一生短三度転調し続けるわの, 歌が上手い人じゃないと歌えない旋律を力強く届ける歌声は必聴.
壮絶な生き様のように喰らいつく歌詞と, 得意のピアノ・ストリングスで彩るアレンジが織りなす劇場版・七海うららの世界がここにある.
8. 曲名 / 多次元制御機構よだか
作詞: 林直大
作曲: 林直大
青春感・疾走感の先にある, 命を燃やすような熱いサウンドで駆け抜ける.
「おいおい、手数じゃなくてハートだろ!」 ← ここでドラムの手数アホほどマシマシになるのめちゃくちゃおもろい.
やっていき.
9. 涙くん、今日もおはようっ / ano
作詞: の子 (神聖かまってちゃん), あの
作曲: の子 (神聖かまってちゃん)
編曲: TAKU INOUE
「それでも僕には僕がいる」, 孤独で生きづらくても生きているのは, どこかでこうやって認めてくれる自分がいるから.
どれだけ他人に持ち上げられようと決して癒えない傷とともに, 今日も吐き出しながら過ごしていく.
そんなあのの優しさと, それを誰よりも愛するの子が紡ぐ希望のポップナンバー.
10. Tokyo Calling / 新しい学校のリーダーズ
作詞: yonkey, Yoshio Tamamura, ATARASHII GAKKO!
作曲: yonkey, Yoshio Tamamura, ATARASHII GAKKO!
編曲: yonkey
ガチで数日前に知ったばかりだが, めちゃくちゃカッコ良くて入選.
でっかいビートに合わせて「Tokyo calling ためらわず marching」と声高に歌い, 日本から世界に向けて未来を発信する強い意志を感じる.
ライブでは後半のシンガロングがより壮大な演出となる.
一度聴いただけで伝わるこのアンセム感を味わうべき.
ベストシングル
スクラップアート / 水瀬いのり
表題曲『スクラップアート』のダークな世界観を緊迫感ある声で表現したかと思えば,
『くらりのうた』でのびのびと, ゆったりとたゆたい,
WWW シリーズの最終章『While We Walk』ではフルートやオーボエが奏でるディズニーっぽいファンタスティックな世界観に合わせて可愛らしく歌う.
10選にこそ入らなかったものの, シングルとしては抜群の完成度.
ベストアルバム
猫猫吐吐 / ano
振り返ってみると, 今年はあまりアルバムを聴かなかった.
単に追ってるアーティストのリリースタイミングの問題だったり, 単曲配信中心のビジネスの最中だったりと, 色々あるだろう.
そんな中, 12月にリリースされた ano の 1st アルバムが突然ぶっ刺さった.
メジャーデビュー後の DISK 1 とインディーズ時代の DISK 2 に分かれるが,
一貫して「普通からズレた」ano らしさがある.
各方面で活躍するクリエイターとともに作り上げた, 可愛らしさと汚さが混在した楽曲の数々がこうやってまとまると,
彼女の根底にある「違和感」に触れた気になる.
それは, 同じ痛みを知る者へ寄り添う彼女なりの優しさからくるものだろう.
ということで, 今年もたくさんのアーティスト, クリエイターの方々のお陰で楽しく過ごせました.
いつもありがとうございます.