よくない言葉集

よくない言葉を連ねます。日本語が不自由なので閲覧非推奨です。

麻倉もも Live Tour 2022 “Piacere!” に行こう!

LAWSON presents 麻倉もも Live Tour 2022 “Piacere!” 大阪公演お疲れ様でした.

麻倉ももさんの3度目のソロライブにして初めてのツアー, 初めてのバンドセット. 過去2回のライブとは全く異なる雰囲気ながら, ステージも客席も全力で音楽にのめり込む最高のライブでした.

こんなに素敵なライブがあと6回もあるのに行かない人がいるなんて非常にもったいないので, 「こんなライブが観れるから来て!」というのを書き殴る次第です.

麻倉ももさんのパフォーマンスが上手い!

キュートなルックスやそこから繰り出される "妖刀" は非常に有名ですが, ひとたびソロアーティストとしてステージに立ってマイクを握れば, 驚くほど綺麗な歌声で次から次へと歌い継ぐその姿を見て欲しいです. 以前から歌唱のあるコンテンツにもたくさん参加されていますが, キャラクターというリミッターを解除した本気の歌は, 女性声優界でも屈指の安定感を誇っていると思っています.

最新アルバム "Apiacere" は, ご本人も難しい曲ばかりとおっしゃっていますが, その難曲たちを後述する容赦ないバンドの迫力にも負けずに一人で歌い切る, ヤバいライブです. それでも, 昨年の TrySail でのツアーを見るに, これからまだまだ伸びると思っています. 「今はこんな歌も歌うのか」という方にも, ぜひその旋律に酔いしれてほしいと思います.

しかも, これまた持ち味の一つであるダンススキルの披露も健在です. これだけのことをこなしながら, 更にキレッキレで美しいダンスでも魅せてくる, ソロアーティストながらにいろんなことに挑戦し続ける素敵な方です.

バンドセットでより音楽を味わえる!

特に Apiacere では, 今の麻倉さんがやりたい音楽を一つの形にするべく, 生楽器も打ち込みによるアレンジもかなりこだわっていて, 非常に完成度の高い音源が世に放たれています.

しかし, 本人の歌を聴けるだけがライブではない, ましては音楽ではありません. キーボード, ギター, ベース, ドラムの精鋭たちが集結し, 麻倉さんの楽曲にたくさんの彩りを与えてくれます.

そこにはなんと, "ピンキーフック" のレコーディングに参加された中村”マーボー”真行さんや, "シロクジチュウム" のレコーディングに参加された小林修己さんも参加されているのです! かなり気合いを入れて制作したであろう楽曲に携わった方々も呼んで全国を巡るというところからも, 今の麻倉チームが本気で音楽を届けようと頑張ってくださっているのが伝わります.

キュートでポップなあの曲はチャイナシンバルをカンカンに鳴らしてロックの色を纏い, R&B なあの曲はよりその雰囲気を醸し出し, ピアノが印象的なあのフレーズも生演奏で聴けたり, ギターが右手でウィンウィンしだしたり, ベースがスラップをパキパキにキメてきたり, これまでの麻倉さんのライブからは想像もできないほど, その瞬間の音を楽しむことができます.

この編成ならではのアレンジも数多く見受けられるため, 絶対に生で味わうべき音楽がそこにあると言えます.

バンドセッションもあるよ. 超楽しいです.

セットリストもめちゃくちゃライブしてる!

かねてから言われている通り*1, 新曲も旧曲もバランスよく取り入れられていますが, その選曲も絶妙です. 前半で火力高めに行くのは最近の流行りなのでしょうか. この "音" で盛り上げていくぞという気概を感じます.

その中でも様々な仕掛けを盛り込まれているので, 目でも耳でもたくさん楽しむことができ, 必ず幸せな気持ちになって帰ることができます.

また, 冒頭に「過去とは雰囲気が異なる」と言いましたが, これは今までのライブに参加された方なら誰もが思うことのはずです. なぜなら, 今回はストーリー仕立てのような演出はほぼ全く存在せず, ひたすら歌って喋ってを繰り返すだけのライブだからです.

そこにある音楽が全てです. これが今の麻倉ももさんのありのままです.

"声優のライブ" という観点からすれば, 今まであったものがなくなるのは寂しいと感じる部分も無くはないですが, 音楽が聴きたい, 歌で魅せられたいという自分にとってはこれがどれだけありがたいことでしょうか.

おわりに

さて, なぜ今回このようなものを出したかというと, 一つはもちろんありえん楽しかったからというのもあるのですが, もう一つ, MC 中に気になることがあったからです.

書き並べてみると,

  • 大阪公演に両日参加したという客はかなりの数.
  • 「ライブでの麻倉ももは初めまして」の方はちらほらいる程度.
  • 関西から来たという客も3, 4割程度.

そして,

  • Fantasic Live 2018 “Peachy!” に参加したことのある客は (席の都合であまり見れてはいないが) 7割くらいはいた.

筆者も今回のツアーは全公演参加する予定のため, あまりデカい声で主張することはできませんが, いつものファンが全国を回るのが目立つのを受けて, これはご本人の望むツアーになっているのかという疑問を抱かざるを得ません.

そんな筆者が実際に体感したライブは, MC こそ変な人たち向けのトークで繋いでいましたが, パフォーマンスは内輪向けでもなんでもない, 誰もが純粋な心で楽しめる素敵なものでした.

今のやり方ではこれが正直な成果かもしれませんが, だからこそ我々にできることは, とにかく「聴いてもらう」に尽きると思っています.

とにかく言いたいのはこれです. 麻倉ももさんはソロライブもやれます. そして今やっています. チケットもまだ買えます.

trysail.jp

この記事に巡り合ってくれた方とともに, 5周年イヤーの終わり, そしてソロ活動7年目の第一歩を見届けることができると願っています.

中野のチケットが両日とも連番枠が余っているので是非 (小声)