よくない言葉集

よくない言葉を連ねます。日本語が不自由なので閲覧非推奨です。

好きだと言ったものを好きでいられない

(ガチ自分語りは) 初投稿です.

 

みなさんもそうであるように, 僕には好きなものがあります. でも, 僕はそれを好きでいることが出来ません. 僕は集中力があまりにも足りないので頭に問題があると思ってはいるんですが, それは置いておきます. 特に転機もないけど一旦まとめたくなったので記事を書きます. ここではベクトルの異なる2つのものを取り上げます.

 

吹奏楽をやめた

小学生の時に両親と共に一般楽団に入り, そこでトランペットを始めた僕. 中学で吹奏楽部に入り3年連続で支部大会*1に出た僕. 高校でも結局吹奏楽部に入り, 入った途端にコンクールでトップをやらされた僕. 吹奏楽のことが好きでなきゃ, 少なくとも中高を丸々吹奏楽部で過ごすことは出来ないはずだ.

しかし, 高校を卒業して大学に進学した僕は吹奏楽をやめた. あまりにもあっさりやめた. 理由というか, やめようと思った根底には「楽しくなきゃ無理して続けなくてもいいや」という考えがあった. これが頭にあった状態で, 自分の大学の吹奏楽部の練習に行って, 合奏に混ぜてもらって, 入部届を受け取った. その結果がこれである. 楽しくなかったのだ. いやまあこの部に入らなかった理由は他にもあって, 例えばコンクールに毎年出ているとかあったのだが*2, 結局はここじゃ満足出来ないと思った. たった一度の練習でそう感じたのだから, これは取るべき選択だったと思う.

結局, 吹奏楽ではない形で楽器を続けた僕は, まだ吹奏楽をやるチャンスがあると思い, 他大学の吹奏楽団へ入部したが, 今度は練習への出席が困難になったため引退を迎えられずに退団した*3. そこから先の僕は上と同じ状況と言って良い. 一応まだ楽器は続けているし, 今週末には本番がある.

今思うと, やっぱり僕は吹奏楽が好きだ. そしてその好きと同じくらい吹奏楽部は苦手だったのだろう.

中学は僕の中で殆ど無かったことになったのでどうでもいいが, 高校の同期とは今でも会うし本当に仲が良いと思っている. 楽団の人々も余所者の僕にとても良くしてくれてありがたかった.

でも, どこをとっても部や団を運営している人はどこか変わっていて, 僕にはすぐに理解できないことを言い出す人ばかりだったと思う. 意図しない女性批判と捉えられそうだが, どうしても無視できない女社会に僕は馴染めなかった.

この事実に吹奏楽は関係ない. そこに集まる人々が作った独特の環境があって, それが好きじゃないから僕は吹奏楽をやめるべきだと思ったし, 実際にそうした. 理由の違いはあれど, 2度やめたものをもう1度とはしばらくなれない.

 

これを書いていて非常に悲しくなったが, 僕は好きなものを環境を言い訳にしてやめたのだ.

 

その環境の不満だったところは, 今更言葉にするのも難しいが, 部長の曖昧な決断だったり, それに後から文句を言わなきゃいけない状態だったり, あれをやりたいこれをやりたいと言うだけ言って後のことを何も考えないところだったりだろうか. 両親が関係していた複数の一般楽団でも似たような話はよく聞くので, 経験則的にこういうものだと思い込んでしまってからは吹奏楽をやる気にならなくなってしまった. 僕は吹奏楽以外にできるものもやったものもないので, 吹奏楽部が悪なのだと勘違いしている. 以上.

 

応援している人を好きになりきれない

僕は大学生になるまでそれほど芸能人の類に興味を示さなかった.

今の僕には, 応援している人がいる.

その人の最初に好きになった所ははっきり言って顔だ. なぜならその "存在" を生で見て初めて認知したのだから.

その人の次に好きになったところはパフォーマンスだ. 歌とダンスである. そのルックスに恥じない表現力に心を打たれた.

その人のその次に好きになったところは独特なトークだ. その様は界隈ではよく話題に上がるが, 個性的な話し方に加えてちょっと鋭い一面も見せてくるところが面白い.

今, 僕はその人のことをもっと知りたくて, その人が出演しているラジオのアーカイブをたくさん聞いている. ここで分かったことの中から例を挙げると, 日々幸せを追い求め, ささやかなことにも幸せを感じることが出来るだとか, 勝負事には真剣に挑み, 相手に手を抜かれると怒るだとか, 結構面倒くさがりだとか.

 

ところで, 最近よく考えることがある.

芸名を背負って僕らに見せてくれるその姿が, その人自身と一致するはずがないのだと.

これまでラジオやイベントで話していたことは紛れもなくその人自身に起こったことだとか, その人自身の価値観だとかである. だが, それがその人の全てであるはずなどない. 今まではその人の口から出た言葉を盲目的に信じ切って, そうかこの人はこれに対してこう考える人なのかと思い, 僕の中でのその人の像を作っていた. しかし, 長いこと見落としていた当たり前の事実に気付いてからは, 一歩立ち止まるようになってしまった. 僕の中でのその人の像には本物と比べて足りないものが多すぎて, その足りないもののことを考えるようになりつつある.

最初にそれに気付いたのは, その人がラジオの企画で占い師に占ってもらう際に本名を名乗った*4のを聴いたときであった.

 

周囲から逃げるくらいには人のことがあまり好きでない僕がこれだけ夢中になってしまったので "病気" と表現したこともあったが, これは正しくて, 治せる病気なのでそのうち正しい価値観でその人のことを見ることができるようになると思っている.

僕はその人のことが大好きだが, どんなに好きでも僕が知るその人が "見せてくれる姿" である限りその人自身のことを好きになる事が出来ない. そして, この "大好き" という言葉さえ, その人を一番に応援したいという意志の現れに過ぎない.

だからこそ, 僕はその人のことを応援していて, 僕以外にもその人のことをそれぞれの形で応援する人がたくさんいて, それらが僕らに見せてくれるその人たらしめる存在になれていて, それを実感することができるのが嬉しくて, それで十分じゃないかと思う. その人に憧れている気持ちは嘘ではないが, それはその人にもその人自身にも向けるべきではないし, その人が僕と同列の存在じゃなく, その姿があるからこそ出会えたのだから. 以上.

 

むすびに

なんだかいつも以上にまとまりの無い記事になってしまった. そして, このタイトルでこの内容を書いてしまったので, 以前から言及していた "声優現場から他界した理由" について触れられなくなってしまった. 草. だいたいこんなもんだと思ってください.

 

*1:東京都吹奏楽連盟は全日本吹奏楽連盟の東京支部なので, 僕は東京都吹奏楽コンクールのことを都大会とは呼びません.

*2:僕はコンクール否定派です.

*3:この先の内容とつながってしまうと困るので補足すると, 退団の理由は本当にこれだけです. 隠し事ゼロ.

*4:もちろん本名が電波に乗るはずはなく, 「名前と年齢を教えて下さい」と言われた後ジングルが流れたのでそうだと確信した. よく知らないが面白い編集だと思います.